ムッキーの初老日記セレクト

20年後の伏線回収

クイズハンター奮戦記②

クイズハンター奮戦記①

 

スタジオの中は冷房がキンキンに効いて、冷凍室か手術室のようだった。

そうか、これでタレントさんは汗でメイクが崩れないってわけだ。


私達は赤のボックスだった。席についてスタッフより注意事項を聞く。

力いっぱいボタンを押すこと。大きな声で答えること。

なんかそんなような事だった。

 

そしていよいよ柳生さん登場

ニコニコしながら出場者全員と握手してくださった。

うーん、痩せても枯れても芸能人だ。

「皆さん頑張って下さいね」と満面の笑み。


軽いリハーサルがありいよいよ本番。その時、柳生さんが私達にくるりと背を向けた。

 

あっ・・・(゜ロ゜)!

 

柳生さんのうしろ姿を目の当たりにして、私は息を呑んだ。

すその髪を長く伸ばし、その髪を渦巻かせながら

ペターーッと頭皮に這わせてあったのだ。

シナモンロールのような渦巻きがそこに・・・。

 

 

上手いモンだなあ。「小さな銀河系」だ。

・・・そんな言葉が脳裏に浮かんだ。

横を向くと、まゆも何か言いたそうな目をしていた。

 


そして本番。

スタジオの照明が急に明るくなる。まぶしい。向こうが見えない。

 

出場者は4組だ。私達は「仲良し従姉妹ペア」と紹介された。

 

4組目の東北から来てる夫婦の紹介の時、予想してないことが起こった。

何でもこのご主人が、まげわっぱを作ってる職人さんとかで

なんとVTRでその仕事振りが紹介され、スタジオにまげわっぱも用意され

柳生さんから色々質問など受けている。

なんだこりゃ。なんかズル!

こんなこともあるんだ。一組だけ特別扱いでVTRまで流すとは。

まげわっぱ、そんなにすごいのかまげわっぱ

 

なんだかイヤーな予感がする仲良し従姉妹ペアであった。

 

明日に続く

 

 

(2002年8月 記)