スタジオの中は冷房がキンキンに効いて、冷凍室か手術室のようだった。
そうか、これでタレントさんは汗でメイクが崩れないってわけだ。
私達は赤のボックスだった。席についてスタッフより注意事項を聞く。
力いっぱいボタンを押すこと。大きな声で答えること。
なんかそんなような事だった。
そしていよいよ柳生さん登場!
ニコニコしながら出場者全員と握手してくださった。
うーん、痩せても枯れても芸能人だ。
「皆さん頑張って下さいね」と満面の笑み。
軽いリハーサルがありいよいよ本番。その時、柳生さんが私達にくるりと背を向けた。
あっ・・・(゜ロ゜)!
柳生さんのうしろ姿を目の当たりにして、私は息を呑んだ。
すその髪を長く伸ばし、その髪を渦巻かせながら
ペターーッと頭皮に這わせてあったのだ。
シナモンロールのような渦巻きがそこに・・・。

上手いモンだなあ。「小さな銀河系」だ。
・・・そんな言葉が脳裏に浮かんだ。
横を向くと、まゆも何か言いたそうな目をしていた。
そして本番。
スタジオの照明が急に明るくなる。まぶしい。向こうが見えない。
出場者は4組だ。私達は「仲良し従姉妹ペア」と紹介された。
4組目の東北から来てる夫婦の紹介の時、予想してないことが起こった。
何でもこのご主人が、まげわっぱを作ってる職人さんとかで
なんとVTRでその仕事振りが紹介され、スタジオにまげわっぱも用意され
柳生さんから色々質問など受けている。
なんだこりゃ。なんかズル!
こんなこともあるんだ。一組だけ特別扱いでVTRまで流すとは。
まげわっぱ、そんなにすごいのかまげわっぱ。
なんだかイヤーな予感がする仲良し従姉妹ペアであった。
明日に続く
(2002年8月 記)