ムッキーの初老日記セレクト

あの頃と今とネットレトロな日記。

メンクイな娘

実家に遊びに行った時のこと。
ご近所のおばちゃんが野菜を持って来てくれた。

 

「まあまあ、お茶くらい飲んでってー」

 

と母が引き止め、おばちゃんはそのままおしゃべりモードに突入した。

お菓子を運びながら私も話を聞いていたのだが、どうやらおばちゃんは

娘さんのムコ殿が、この不景気なご時世に会社を辞めてしまったこと

たいそう気に入らないらしい。

 

「だってそうでしょう〜?何の相談もなしに会社辞めるなんて。

娘には言ったろうけど、こっちには何も言わないでさ。

いつまでも独身気分でさ、これからどうすんのかしら」

 

たいそうご立腹である。

 

母も私も、困った顔で愛想笑いをするしかない。
他人の家庭の揉め事には、必要以上に首を突っ込まないのが一番だ。

 

「だいたいあの子はね、メンクイなのよ。メンクイで、顔で男を選んで失敗するのよ。
あの婿じゃなくても、もっと条件のいい人だっていたのに」

 

どうやらムコ殿は、かなりの二枚目らしい。

 

親心はわからなくもないが、娘さんには娘さんの人生がある。
もしこの結婚が失敗だったとしても、それは娘さんの学びだろう。

おばちゃんはまだブツブツ言っている。

 

「まったく顔で選ぶとロクなことないよ」

 

場の空気を少しでも和ませようと、満を持して私は言った。

 

 

「おばちゃん、大丈夫だって〜。
私もメンクイだけど

うちのハンサムは、いい旦那だよ(^∀^)あっはっは

 

  ↑ハンサム

 

 

 

おばちゃん「( ¬▲¬)……

 

でさ〜、今職安にねぇ〜

 

 

 

( ・∇・) スルー!!

 

 

 

笑いも取れず、完全スルー。


オッサン君の立場、なし。

 

 

……おばちゃんちの娘夫婦に、幸多かれ。

 

 

(2009年12月 記)

 

 

後記

あれから15年以上の年月が過ぎたが

おばちゃんの心配をよそに、その後婿殿はよき仕事を得て

娘さん夫婦は今でも仲良く暮らしている。

子供さんももうすぐ成人だそうだ。

娘さんはメンクイではあっても、顔だけで選んだ訳ではなさそうだ。

 

 

田舎っぺ娘は本当に健気か?

パー子は、アメリカに住む10歳下の友達だ。

こいつ、トシを誤魔化してるのでは?と疑うほど話が合うし、初老くさい。

これは、パー子とむかし懐かしい「Skype」を使っての雑談の記録である。

 

 

ムッキー:「木綿のハンカチーフ」って歌、あるじゃん?

 

パー子 : 太田裕美だろ、きれいな声だよね。

 

ムッキー : まあね。でもあの歌、じっくり聴くとさぁ
     歌詞がさ、何かかわいげのない女だと思わないか。

 

パー子 : えーー?そうか?

 

ムッキー : 昔はね、彼氏が都会好きの嫌な奴だって思ってたんだけど
 
      今聴くとさ、もっと素直に喜べよ!ってな。

 

     贈り物とか、写真とかさ、必ず

 

     「い・い・え~あなた~欲しい物はないのよ」って…
 

    まずは  ありがとうだろうが!!


パー子 : あっははははっはは!そう言われるとそうかも。

    なんか健気な女だって今まで勘違いしてたな私。


ムッキー : 別れて良かったよ彼氏も。

     まったく、田舎好きにも程があるよ。

     あれはよくよく頑なな女だよ。
 

     彼氏がスーツを着た写真を見た時、せめて

    「素敵になったわね」くらい言っていれば

     都会であんなに愉快に過ごしたりはしなかったんじゃないかね、彼も。


パー子 : 意固地なんだよあの女は。   

    彼でなくても

 

   「け!こんな女もうシラネ

 

    ってなるわな。

 

ムッキー : なー!一生懸命手紙書いたり贈り物したりしてるのにだよ!?

 

パー子 :  何を送っても、何を言っても
     「田舎にいた頃のあなたが好き」なんて言われたら
      都会で頑張った甲斐がないよな。

 

ムッキー : だろ。彼だって
 
    「都会に働きに出た事がそんなに悪いのかよ?
     
    じゃあいいよ、こっちで垢抜けたイイ女と
 
    ヨロシクやっちゃうぜ!」

 

    って気にもなるって。

 

パー子 : まったくその通りだな。

 

ムッキー : 女が悪いよな。

 

パー子 : きっと初めは「頑張って田舎の彼女を迎えに行くぜ!」
     くらいのつもりだったに違いないよな、彼は。

 

ムッキー : そう、それ。

 

パー子 : なのにあの田舎っぺ娘
     あーでもない、こーでもないって。

 

ムッキー : 結局都会が怖いんだよな。
     臆病なんだよ。アイツは。

 

パー子 : 自分だけ田舎っぺのままで、
    彼が都会的にスマートになっていくのが悔しかったのかも。

 

ムッキー : そうそう!しり込みしてるんだよ。

     土のにおいのあなた好きだの

    草に寝転ぶあなたが良かったとか言いながら。


パー子: なー、挙句の果てには
 
   「木綿のハンカチーフください。

   え?何のため?それは涙を拭くためよ」

 

    って…あれ?なんかやな女じゃん!なんで健気って思ったんだろう。


ムッキー: な、目が覚めた?

パー子: 覚めたー!

    木綿のハンカチーフの
    「木綿」ってガーゼかね?

 

ムッキー : 多分ガーゼじゃない?
     さくらんぼの模様かなんかの昭和っぽいやつ。

 

パー子 : 木綿のズロースでもはいてるかもなこの娘っこは。

 

ムッキー:なんせ口紅もつけないくらいだからな。

 

パー子 : ったく、こんな女、別れて正解だよ。

      もっといい女探したほうがいいよ。


ムッキー:こういう女はなんだかんだ言って最後はちゃっかり
      牧場経営なんかしてる、田舎モンだが金はある、
      みたいな男と結婚するんだよな。

 

パー子 : 田中ヨシタケみたいな?

 

 

ムッキー: そうそう!それ言おうとした(笑)

 

パー子 : あの人も若い時はそこそこだったのにな。
    出始めの大泉洋みたいに、
    地方の人気者だったんだよね。

 

ムッキー: そうだったなあ。

 

パー子 : 背が高くて結構いい男だったんだよ
     田舎モンだけど、やさしげでよ。

 

ムッキー: 今もさいオッサンだもんなー

 

パー子:そんなもんだよね。

 

ムッキー:そんなもんかもね。

 

 

(2005年3月 記)

 

 

後記

田中義剛が生キャラメルで大儲けする、もっとむかしの話である。

昨今の昭和歌謡ブームで「木綿のハンカチーフ」もかなり注目されていたが

やっぱりどうしてもいい歌にも健気な女性にも思えなかった。

うどんはデザート

ゆかりとうどんシリーズ第二弾(笑)

 

先日、友達のゆかりがランチに誘ってくれた。



「君の誕生日祝いにさ、おごるから食べ放題に行こうよ」

 



私はありがたく連れてって頂く事にした。


食べ放題と言うものの経験があまりなく
どんなものなのか興味津々であった。



彼女が連れて行ってくれたのは
「スタミ〇太郎」という食べ放題のお店。


ランチは980円で90分食べ放題だと言う。




 

「いつもは60分なんだけどさ、今キャンペーン中で90分なんだよ🎵」

 

楽しそうだ。彼女は食べ放題に燃えている。



中に入ると、そこは食べ物の桃源郷であった。


焼肉、寿司、各種お惣菜。


カレーだ!ラーメンだ!まぜご飯だ!


それから各種デザートが、広い店内の大きなテーブルに所狭しと並んでいた。



ゆかりは、皿に焼肉用の肉だの野菜だのを
ヤッサカヤッサカと手際よく席に運び


私がどうしていいのかわからずボヤッとしていると

 



「この皿に食べたいものを取って来るんだよ。
何皿使ってもいいからね」



 

と、的確な助言までしてくれた。




そして肉を焼きながら、それ食え、やれ食えと
私の取り皿に

焼きあがった肉を放り込んでくれた。



私達は、美味しい美味しいと、色んなものを食べた。

 

私はものすごく大喰らいに見える体型だが

実は見た目ほどは食べない。



寿司をつまんで、焼肉を食べ、お惣菜をちょっと食べた所で


早くも私には限界が来てしまった。



もうデザートも入らない。



そうゆかりに伝えると、彼女は驚いてこう言った。

 



「ええ!嘘だろ、もうギブ!?
遠慮すんなよ、食べ放題なんだから」



 

「いや…遠慮なんかこれっぽっちもしてないって」

 



「ダメダメ、ケーキだって何種類もあるんだから。


アイスクリームもお団子もプリンもフルーツもあるんだよ。


デザート食べなきゃ!後悔するよぉ」



 

そう言われるとそんな気がしてきた。
せめてケーキだけでも食べよう。



私は小さめのケーキを一切れ取って来た。
一口食べると、なるほど食べられた。


「デザートは別腹」とはよく言ったものだ。



 

だが『あとお団子の2、3本は食べられるかも』
と思ったのは哀しい錯覚であった。


もう、身動きがとれないほどの満腹になってしまった。
いやもう満腹は通り越していた。

もう、動けない。
どうしよう。

 

私と一緒にケーキを食べたゆかりが言う。



 

「マジで!?アイスなら入るんじゃない?え、だめ?


果物は?ダメなの?そっか。なんだよ小食だな

 



君が大食漢なんだって…

 



彼女はこの後、アイスクリームとフルーツも食べていた。


そして、本来甘い物よりしょっぱい物が好きな彼女の
、信じられない言葉を聞いた。




 

「なんか口の中が甘くなっちゃったなあ


シメにうどんを食べよう。

ムッキーも食べる?」

 




う、うどん~!?




 

「何言ってんの!?うどんはデザートだろ

 




Σ(;゜□゜)

 

「白玉もうどんも似たようなもんじゃん。


ただ、汁が甘いかしょっぱいかの違いだけで。


あの汁が飲みたいんだよ、汁が。」

 


今日の君には説得力があるな…

 




そして彼女は、小さい椀ではあるが、最後にうどんを食べ


食べ放題はお開きになった。

 


「さすがにちょっと苦しいね🙄」

 

そう言って笑うゆかりを、
私は満腹でかすむ目で見つめた。

おごってもらって恩知らずかもしれないけど…




 

もう食べ放題は沢山だ。


 
(2003年11月 記)

 

 

追記

せっかくの食べ放題なのに、たいして食べられない私に嫌気がさしたのか

これ以降食べ放題には誘われなくなった。

ゆかりは、食べ放題以外はとてもゆっくり上品に食べる。

そう、ゆっくり、ゆっくり…

たくさん食べる。

なぜあんなにスリムなのかは、謎である。

 

もち神様

 

オッサン君(夫)は、もちが大好物だ。

自分のお小遣いで餅つき機を買おうとしたほどの、筋金入りのもち好きだ。

 

毎年暮れに伸し餅を2枚買うのだが、
冷凍して保存しても、2月まで持つかどうか…。



なので11月頃というのは


【一番もちに飢えてる時期】 だ。



今年も


「嗚呼…はやくもちが食いたい・・・」


と毎日のように言い、
ある日こう願っていた。


神様~!
もちがたくさん食べたいです。


来年はもちが一年中食べられますように!

(-人-) パンパン!

 



そしたら…

 



年末、友達のきょんから
「ムッちゃんちって、もち食べる?
いっぱいあって食べ切れないの!もらって~」

と電話が。


そしてナント伸し餅を2枚も
持ってきてくれたのだ。


「2枚もごめんね~」

 

と恐縮しながら。


「何言ってんだ、いるいる!
ありがとう!!」



そしていつも買う米屋からも2枚購入。
合計4枚の伸し餅。



切り分けたら、ものすごい大量。
今年は持ちの当たり年だね〜なんて話しながら、もち三昧な年末を過ごした。



そしたら…


さっき、友人キョーコから電話があり



「あのさ、 もち がいっぱいあってよ。
悪いんだけどもらってくれないかな。食べ切れなくてさ~。


伸し餅2枚。 あ、2枚は迷惑かな

 


( ゚Д゚)!

 



そして今日の夕方、仕事の帰りに持ってきてくれることに。


これで 合計伸し餅6枚分!


 

そのほかに実はスーパーで買った切り餅も1袋ある。


 

こんなこと、あるんだろうか。



オッサン君の祈りは、もう神様に届いたらしい。
 


(2007年12月 記)

 

 

追記

今年はあと5個でおしまい。

もち終了カウントダウンが始まった。

冠プロジェクト/キョーコと二郎

先日、幼馴染のキョーコ宅へ夫婦で遊びに行き、夕飯などご馳走になり

ゆっくり寛いでいた時、たまたまTVで「ふたりのビッグショー」が始まった。

なんと出て来たのは 冠二郎(ともう一人) だった。

 

わあっ!二郎だ!」😆😆

 

 

 

 

私もキョーコもカンムラー(冠二郎の観察者

なので、私達は大いに盛り上がり、爆笑し、

冠二郎のパフォーマンスを満喫した。


セイヤ!セイヤ!


その後、二郎はまだ独身だよね、伍代夏子に振られたんじゃなかったっけ?

と、大きなお世話にも二郎の私生活の話題になった。

 

ム「でもあれだよ、二郎みたいな人は結婚したら

奥さんとか大事にするタイプだと思うよ。

あれ?そうだよ、キョーコ独身なんだからさ、狙いなよ、二郎」

 


キョ「は!?(゚◇゚)何言ってんの!?」

 


「そうだ、いいいよな!いよっ、冠夫人

 

と、オッサン君(夫)も大賛成だ。


ム「二郎って50歳くらい?15歳以上位若い奥さんもらったら

あの人 セイヤ!セイヤ!って叫びっぱなしだよ、喜んじゃって。」


ム「奥さんの親兄弟や友達も大事にしてくれそう。
こっちに来るたびに、私らのことまでコンサートに招待してくれそう。

ありがた迷惑気味だけど(笑)」


夫「コンサート後の楽屋に入れてくれてさ

冠はずしてタダの『二郎』になったとこ見られるかも」


ム「ぎゃはは!タダの二郎!

キョーコの里帰りに二郎も一緒について来ちゃってさ

遊びに来たら、ここに二郎がモモヒキはいて座ってたらどうする?」


「やあ、いらっしゃい!セイヤッ!

いつもウチの女房が世話になって、セイヤッ!」

 


夫「結婚したら 冠 キョーコ だな」


ム「結婚式では新郎自ら歌を披露だな。『炎』の替え歌でさ

アイアイ、アイライクキョーコ~♪

 


あんたらいい加減にしろよ!

と言いつつ、キョーコが一番笑い転げていた。


ム「ホントにいいんじゃん?キョーコは着付けもお花も出来るしさ

演歌歌手の奥さんって合ってるかもよ。美人だしさー。


よし!じゃあ、ファンレター書きなよ。写真入りで。

電話番号とか全部書いて、お電話下さい♪って書いといたら、かけて来るかもよ」


夫「おお、山下選手とかギバちゃん方式だ」

 

ム「よし!私が代筆してやるからな


冠プロジェクト始動だ!」

 


ここまで話が進んだ時、さっきまで泣き笑いしていたキョーコが叫んだ。

 

 

 

そんなことやってみろ。。。

 


ぶっ殺す !!💢

 

 


ウソだよウソ🎵 おこんなよ(^_-)

 

(2006年9月 記)

 

 

追記

この10年後、二郎はなんと31歳も年下の女性と結婚した。

真実は小説より奇なり。

「キョーコ大変だよ、おまえの二郎が若い女と結婚しちゃったよ!」

とLINEしたら

「うっせー!まだ言うか」と言われた。

 

そしてそのまた何年か後、二郎は正月早々死んでしまった。

早いよ二郎。

 

 

結婚時、記者に今のお気持ちは?と問われ、彼は

 

「嬉しいです!セイヤ!セイヤ!」

 

と言ったという記事をみた。

やっぱりだ。

二郎はそんな男だ。合掌。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可愛い女の子

最近、コンビニやカフェなどの店員さんで
とても可愛らしいお嬢さんに当たると

その可愛さについ、デレ〜ッとなってしまう。

女の私でこうなのだから

殿方がそうなるのは当然と言える。

 

でも、この「可愛い」というのは顔の造作だけではない。

 

感じが良くないとダメだ。

 

そう「可愛くて感じが良い」のが一番だと実感する今日この頃。

仕事がちょっとくらい慣れてなくても

 

「ああ、いいよいいよ

慌てなくてもいんだよ。

うんうん、可愛いお嬢さんだのう」

(心の中の声)

と許してしまう。

 

こういう時、ああ私も本格的に初老になったなぁと実感する。


多分、私がまだ20代後半くらいだったらこうはいかない。


嫉妬心が芽生えるのではないかと思う。


まだその子と同じ舞台に立っていると思っているから嫉妬する。

または、自分が失いつつある「若さ」を

今しっかり持っている者に対する嫉妬だ。

 

だが、自分が明らかにこの子とは違う場所にいる…と思う時、
そこには嫉妬は生まれない。

 

ああ若いおネエちゃんの笑顔はいいなぁ♡

 

と、素直にデレデレするのみだ。

 

こういうのも悪くない。
無駄なエナジーを浪費しないのは実にラクだ。

 

若いお嬢さん方。
化粧のうまい人よりも、どうか感じのいい人になってください。

 

(2010年7月 記)

カロリーの友

最近、オッサン君(夫)は朝食代わりにカロリーメイトを食べている。
今まで


「寝起きは食欲がなくて食べられない」


なんて、低血圧のおしゃれOLみたいな事を言って朝食を食べなかったのだが

いろいろ思う所あって食べることにしたようだ。

 

でもさすがに米やパンはまだ無理と、いろいろ検討した結果

カロリーメイト を2本(200kcal)を、
コーヒーとともに摂取している。


そう。カロリーメイトとは本来こういう風に
食事の代わりとして食べるのが好ましいものなのだ。

それなのに…。

 

 


あれは、カロリーメイトが発売され間もない頃。
総合栄養食とか、食事の代わりに、という認識がまだ薄かった時代の話。

 

私と友達のきょんは、同じ百貨店の同じ部署にいて、昼食もほとんど毎日一緒にとっていた。

 

ある日、昼食前に店内の薬局に立ち寄ったときのこと。
きょんが何やら黄色い箱を見つけてこう言った。

 

「ふっふ( ・∇・) ムッちゃんこれ知ってる?」

 

「あ、なんか見たことある。

カロリーメイト…お菓子?」

 

「いんや。なんかね、栄養があるんだって。でもお菓子みたいな味なんだって。
半分して食べてみよ!」

 

「うん!食べたい食べたい!」

 

私たちは4本入り200円のそれを購入し
ランチのあと、デザート代わりにコーヒーとともに2本づつ食べた。

 



おーいしぃ~♡



ちょっとモサモサはしているが
チーズ風味で濃厚なそのスティックは、今までに食べたことのないテイストだった。

 

たちまち二人ともその黄色い箱の「お菓子」の虜になった。

そしてほぼ毎日のように、「食後のデザートとして」
ひとり2本ずつ、食べ続けた。

 


その結果

 


一ヶ月後

 

 

二人とも仲良く3キロずつ肥満してしまった。

 


制服のスカートがキツくなり、
お互い、なんだか頬がぱっつらしたことに気付き
やっとことの重大さに気付いたのだった。


カロリーメイト、そう、これはカロリーの友なのだ。
きちんと食事をしたあとに食べるものではない。

 


一ヶ月で増えた3キロは

元に戻すのにその倍以上の日数を要した。

 


若い日の、甘酸っぱくもほろ苦い思い出だ。

 

(2010年7月 記)

 

 

追記

カロリーメイトって、今も200円ではなかったか?

と思い調べてみたら、2023年に220円に値上げしていた。

だが新発売の1983年から40年間、一度の値上げもせずに200円だったのは

大塚製薬の素晴らしい企業努力だ。

 

たまご、もやし、カロリーメイト。