話しついでに、今日もオッサン君の話。
オッサン君はヒゲが濃いので、連休などで2日3日そらないと
顔の下半分がなんとなくモフモフとしてきて
髪もモコモコなもんだから、なんとなく
まりも
な雰囲気になってくる。

まりもに似たオッサン。
そう、まりもおじさんの出来上がりだ。


この男、まりもおじさんのくせに、
たとえ歩いて30秒の自販機に行くときでさえ、スウェットや短パンから
ジーンズに着替え、モサモサ頭にキャップをかぶる。
この辺はオッサン君の超地元なので、いつナンドキ
知り合いや同級生や後輩などに出くわすかわからないからだそうだ。
別にいいじゃんというと
そういう訳にはいかねえんだ!
と怒る。
いつもちゃんとしていても、1回だけスウェットで歩いてるのを目撃されたが最後
「この前オッサン君を見たけど、だらしない格好で歩いていたぞ」とか
「なんだか生活に疲れたショボクレ中年男になっていたぞ」とか
言われちゃうだろ!そしたらどうしてくれるんだよ!と、鼻息を荒くする。
別にオッサンが短パンでプラプラしていても
だれもどうも思わないと思うよと、喉まででかかった言葉を飲み込み
ああそうかい、と言っておく。
そこまでこだわるオッサン君なのに、空腹には勝てない。
先日の連休の最終日、1日家でごろごろしていたが
おもむろにビックマックが食べたくなり
車で5分ほどのマックに行くぞと立ち上がった。
スウェットをジーンズに履き替えはしたものの
「ドライブスルーだから、まあこれでいいや」と
胸にロゴが燦然と輝く、酒屋でもらったワンダTシャツの上に
着古してペラッペラになたフリースを羽織った。

ところがドライブスルーがものすごく混んでおり
まったくスルーではない状態だったため
空腹に負けたオッサン君、急遽店に入って買うと言い出した。
顔はまりもおじさんだわ、頭髪はくるくるだわ
もう初夏だというのにフリースだわ
暑いけど中はワンダだから脱げないわ
もう、今までの苦労はなんだったのってくらい
しょぼくれ中年まりもの登場だ。
私が「あーあ、いいのそれで」というと
「確かにしょぼいが、こういうオッサンは、いっぱいいる。
俺だけが特別しょぼい訳ではないのだ。」
と、言い訳。
フリースを脱げないオッサン君は、額に汗をにじませながらも
あくまで平静を装い、ビッグマックが出来上がるのを待っていた。
(2009年6月 記)
後記
驚くことに、この時のワンダTシャツを、やつは未だに着ている!
パジャマがわりなんだから、このくらいテロテロの方が
着やすいからいいんだよ、と、パジャマのワンダ
パジャワンダと呼んで愛用している。
